第二回理事会議事録  

2003.4.12
記録者 入澤 充

2003年度日本スポーツ法学会理事会は下記の通り開催された。

1.日時:平成15年4月12日
2.場所:日本体育協会スポーツマンクラブ
3.出席理事:小笠原正会長、菅原哲朗副会長、望月浩一郎事務局長、濱野吉生、浦川道太郎、萩原金美、森川貞夫、入澤事務局員、小林事務局員、中村事務局員、森事務局員、中田HP担当。
委任状出席:井上洋一、奥島孝康、佐藤千春、諏訪伸夫、湯浅道男

5.議題
(一)第1回理事会審議事項の確認の後、第10回大会で行われた会計報告の訂正報告が行われ了承された。なお、会費値上げについて第10回大会時に会長挨拶の中で報告されたが、詳細を本会報で掲載することとした。
 大学院生の会費の件は、大会時の会長見解で再確認された。
 会計の処理について、事務経費を一括して計上することを来年度の検討課題として提案された。

(二)年間活動予定の検討
 ADR研究専門委員会、事故判例研究専門委員会から今年度の活動予定報告がされた。事故判例研究専門委員会は、日本教育法学会学校事故問題研究特別委員会とテーマにより合同開催もあることが報告され、了承された。
 なお、事故判例研究専門委員会の検討事項として、学校5日制に伴い学校における部活動の時間減少や指導者の事故責任等々の問題から学校におけるスポーツ部活動の問題点がある、スポーツにおける危険の同意と指導者の法的責任についてはさらに検討が必要であろうという意見が出された。

(三)2003年度下記合同研究会について 
日時:2003年7月26日(土)13時〜15時30分
場所:(財)日本体育協会理事幹事会室(岸記念体育館2F東京都渋谷区神南1-1-1)
テーマ:スポーツ仲裁とドーピング
提言者:木村真知子氏(奈良教育大学) 
      演題「ドーピング問題を生み出した近大スポーツの矛盾」
小寺彰氏(東京大学大学院総合文化研究科・教養学部)
  演題「ドーピングに関する仲裁判断」
福林徹氏(東京大学大学院総合文化研究科・教養学部)
  演題「国体におけるドーピングテスト」

(四)第11回大会について
日時:2003年12月20日(土)
場所:早稲田大学国際会議場
テーマ:生涯スポーツをめぐる諸問題−法と政策−
として開催することが決定された。
 なお、基調講演、シンポジウム、自由研究について事務局から提案があり、基調講演者等についての詳細は事務局が依頼し決定次第会報で報告することが了承された。
 シンポジウムの出演者には、事故補償と民事責任(浦川会員)、生涯スポーツと地域スポーツクラブ(中村会員)、スポーツクラブの事故と責任(鈴木会員)が候補にあがった。テーマはいずれも今時点では仮題。その場で浦川会員、中村会員は承諾した。
自由研究は、従来同様会報で募集することになった。

(五)ホームページについて
 担当の中田会員から更新回数や紹介内容について問題定義がされた。スポーツ関係文献や会員の出版物の紹介等も入れていくと効果的等々の意見が出されたが引き続き、会報の発行を受けて、ホームページに掲載していくことが了承された。

(六)新入会員の件
 新入会員として福永昭博(57期司法修習生)、和久博至(学習塾経営)、國木孝治(広島国際大学)、三吉哲朗(税理士)、菅原秀紀(東亜大学大学院)、高杉将和(東亜大学大学院)、石井富可志(東亜大学大学院)、南昌秀(金沢社会保険病院医師)、田中健志(東亜大学大学院)滝本昌宜(東亜大学大学院)各氏の入会が承認された。会員数二七六名となる。

(七)その他
 住所不明者の取扱。会報で確認することが了承された。