2023年度夏期合同研究会開催のお知らせ

お申し込みはこちらから


2023年度の夏期合同研究会について、下記のとおりご案内いたします。
本年度は、現地とオンラインでのハイブリッド方式で開催予定です。
是非多くの皆様にご参加いただきますよう、お願い致します。

【日程】 2023年7月1日(土) 午後 1 時 30 分〜4 時 50 分

【場所】 松本大学 5号館 524教室
〒390-1295 長野県松本市新村2095-1
*オンライン(Zoom)配信との併用(ハイブリッド型)

【申込方法】
こちらの申込用フォームのリンクから、参加方法を登録してください。
*なお、Zoomにて参加ご登録をいただいた場合、ウェビナー用リンクが、開催の1週間前頃に別途送付されます。

【テーマ】 「スポーツへの参加をめぐるルールの視点の広がり - トランスジェンダーアスリートやパラアスリートの参加の現状から考える」

【企画趣旨】 スポーツへの参加する人の幅は広く、オリンピック・パラリンピックなどの国際競技大会に出場するような選手から、学校・大学の部活動や地域でスポーツに参加する人までおり、参加をめぐる問題の内容は様々である。その中でも、国際競技大会に出場することを目指す選手は、国際競技団体が定める参加・出場資格に関するルールを満たさなければならず、とりわけ、トランスジェンダーアスリートやパラアスリートの中には、国際競技団体が定めるルールに照らし、自身が希望する大会に出場できないという問題に直面したアスリートが出てきている。また、学校・大学の部活動や地域でスポーツに参加する人の中にも、性的マイノリティであることにより、希望する形でのスポーツへの参加がかなわない者も出てきている。
こうしたスポーツへの参加に関するルールをめぐっては、今日、単にスポーツの競技としての公平性をどう担保するのかという視点だけでなく、差別禁止、経済的自由、安全といった様々な視点から議論がされている。そこで、今年度の夏期合同研究会では、様々な競技レベルのトランスジェンダーアスリートやパラアスリートのスポーツへの参加の現状を検討・考察することで、人々がスポーツへ参加するにあたり、どのような価値や視点が考慮されるべきかを整理、検討することにしたい。

【スケジュール】
13時30分~13時45分:開会挨拶・趣旨説明
13時45分~14時45分:パート1 トランスジェンダーアスリートの参加の現状(各20分)
 (1) 貞升彩氏(整形外科医師、医学博士、スポーツ倫理・インテグリティ修士、JSPO公認スポーツドクター):国際的視点から
 (2) 新井喜代加会員(松本大学):米国のタイトルナインの視点から
 (3) 鈴木モモ子会員(東京女子体育大学非常勤講師):日本の体育・スポーツ指導者の視点から
14時45分~14時55分:休憩①
14時55分~15時35分:パート2:パラアスリートの参加の現状(各20分)
 (1) 置塩正剛会員・畑中淳子会員(いずれも弁護士、JSLA紛争解決機関研究専門委員会):国際的な仲裁事案の(法的)視点から
 (2) 寺田恭子氏(桜花学園大学):日本・諸外国のアダプティッド・スポーツの視点から
15時35分~15時45分:休憩②
15時45分~16時30分:パート3:パネルディスカッション・コメント
 コーディネーター:杉山翔一会員(弁護士)
 コメンテーター :近藤良享会員(名古屋学院大学)
16時30分~16時45分:質疑・応答
16時45分~16時50分:開会挨拶

【主催・協力】
主催:日本スポーツ法学会
協力:日本スポーツとジェンダー学会

【懇親会】夏期合同研究会終了後18時~(終了は20時を予定)
会場:山里(長野県松本市中央1-4-2 酒楽ビル 2F)
会費:一人6,100円 ※参加予定者からは研究会の受付で申し受けます。